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露日経済関係

ロ日経済関係について

貿易経済分野の対話が活発に行われている。2017年3月24日、東京でロシアのM.S.オレシキン経済発展大臣と日本の世耕経済産業大臣の会談が行われた。2017年4月21~22日には、ロ日エネルギー・イニシアティブ協議会第3回会合の開催のため、ロシアのA.V.ノヴァク・エネルギー大臣が東京を訪問した。

2017年7月10~13日、日本は産業見本市「イノプロム」にパートナー国として参加した。代表団の団長を務めたのは世耕経済産業大臣である。

2017年11月24日には、モスクワで貿易経済に関するロ日政府間委員会第13回会合が開催された。

2017年11月28日、モスクワでロシア日本経済協力委員会と日本ロシア経済協力委員会の合同会議が開催され、その一環で、ロシアのA.V.ドヴォルコヴィチ副首相と丸紅会長の朝田氏との会談が行われた。

2017年12月18日には、ウラジオストクで「日本投資家の日」が初めて開催され、日本の政府関係者、ビジネス関係者が出席した。この中でロシア副首相で極東連邦管区大統領全権代表のY.P.トルトネフ氏と世耕氏の会談が行われた。

2018年2月22~23日、ロシアのM.S.オレシキン経済発展大臣とA.V.ノヴァク・エネルギー大臣が東京を訪問した。この訪問の中で、安倍首相の「協力プラン」の具体化のためのロ日ハイレベル作業部会(ロシア側はM.S.オレシキン大臣)と、ロ日エネルギー・イニシアティブ協議会第5回会合(ロシア側はA.V.ノヴァク大臣)が開催された。

2018年4月15~17日には、ロシアのM.Y.ソコロフ運輸大臣が日本を訪問した。石井国土交通大臣との会談が行われたほか、日露運輸作業部会第5回会合が開催され、インフラと交通の発展について議論された。

2018年4月18日、モスクワで世耕氏がI.I.シュワロフ氏、M.S.オレシキン氏、A.V.ノヴァク氏と会談した。2018年4月29日、世耕氏とM.S.オレシキン氏はヤマロ・ネネツ自治管区で「ヤマルLNG」プロジェクトを視察した。

ロシア政府と日本政府は8項目の経済協力プランを実現するため、集中的に作業をすすめている。これまでに約150の政府間文書、省庁間文書、企業間合意書が、様々な分野の協力を発展させることを目的に締結されている。二国間の企業間合意書の約半分(40%)が具体的な義務を伴う契約であり、すでに履行が始まっている。例えば、2017年秋、資本金10億ドルのロ日投資基金(JBICとロシア直接投資基金が出資)が稼働した。すでにロシアと日本の大企業が参加するプロジェクトが複数発表されている。(三井物産がR-Pharm社の10%を獲得し、トランスネフチが1億5000万ドルの投資を得た。)新たな取引の準備も進められている。今年2月22日、東京で開催されたハイレベル作業部会で「協力プラン」に新たな方向性、デジタル経済が加えられた。