ユーラシア経済同盟
2015年1月1日、ユーラシア経済同盟(EEU)条約が発効しました。この条約により経済同盟の発足が承認され、その枠内では、モノ、サービス、資本、労働力の自由な移動と、本条約やEEU関連条約に規定された経済分野での政策の協調、調整、統合が保障されます。
ユーラシア経済同盟とは、ユーラシア経済同盟条約によって発足した国際法人格を持つ地域経済統合の国際機関です。
EEUでは、モノ、サービス、資本、労働力の自由な移動と、各種経済政策の協調、調整、統合が保障されます。
ユーラシア経済同盟の加盟国はアルメニア共和国、ベラルーシ共和国、カザフスタン共和国、キルギス共和国、ロシア連邦です。
EEUは、加盟国経済の全面的近代化、連携、競争力強化および、加盟国の生活水準向上のための安定的成長に必要な条件整備を目的として創設されました。
EEUは、EEU条約に従って加盟国が付与した権限の範囲内で、加盟国の主権平等と領土保全の原則を含む国際法の一般的原則を重んじ、加盟国の政治体制の特殊性を尊重し、加盟各国の互恵的協力、同権、国益の考慮を保障し、市場経済と公正競争の原則を遵守した上で活動を行います。
ユーラシア最高経済評議会とは、ユーラシア経済同盟の最高機関であり、加盟国の大統領により構成されます。
ユーラシア政府間経済評議会とは、加盟国政府の長により構成される機関です。
ユーラシア経済委員会とは、ユーラシア経済同盟の超国家的な常設の規制機関であり、評議会と協議会で形成されます。ユーラシア経済委員会の主目的は、ユーラシア経済同盟が活動・発展するための条件整備であり、EEU内の経済統合について、提言を策定することです。
ユーラシア経済同盟裁判所とは、ユーラシア経済同盟の司法機関であり、加盟国やEEUの各種機関によるユーラシア経済同盟条約およびEEU関連条約の適用を保障します。