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日本政治学センター「アジア太平洋フォーラム」のセミナーでG.A.オヴェチコ駐日ロシア臨時代理大使が行った講演について

G.A.オヴェチコ駐日ロシア臨時代理大使は今年11月28日、政治学センター「アジア太平洋フォーラム」のセミナーで講義を行い、ロシアの経済状況とユーラシア経済連合(EAEU)の発展に関する見通しについて講演したほか、露日関係の現状に関する評価も共有した。

 

米国とその衛星国による積極的な圧力にもかかわらず、国内経済はこれに抵抗し、持続可能でポジティブな動きを示していることが特に指摘された。世界の分断を目指す米国とその衛星国による路線とは裏腹に、ロシアはとりわけEAEUの枠内で、平等かつ互恵的な協力と地域統合の発展路線を堅持している。同盟国は域内における経営活動のポテンシャルを首尾よく実現し、自国経済を刷新し、世界市場における立場の強化に必要な条件を用意している。

 

「集団的西側」の全面的ハイブリッド戦争に日本が加わったことは数十年にわたって蓄積された二国間協力の成果を破壊するものである。こうした近視眼的方針は第一に日本自体、その国民、そしてビジネスに打撃を与える。ロシアはあらゆる分野において、善隣関係と互恵協力に基づく関係の複合的発展を常に一貫して支持してきたし、現に支持している。今日見られる前例のない関係悪化に対する責任はすべて全面的に日本側にある。 

 

講演の後、興味深い議論が行われた。